素朴な風合いとカラフルなデザインが人気の、メキシコシンクやタイル。
マライカの現地仕入れスタッフより、メキシコの陶器づくりに纏わるストーリーをお届けします。

メキシコのシンクとタイル
– メキシコシンクとタイルの施工例 –

民藝の精神と世界の文化を受け継ぐ陶器
メキシコでは良質な土が採れる地域が数多く点在し、古くより素朴な焼き物が作られていましたが、16世紀にスペインがメキシコを征服すると、釉薬を使う技術が伝わりました。
スペインから伝わった焼き物は、不透明で白い釉薬の上に絵付けをするマヨリカ焼です。マヨリカ焼も初めは、古代メソポタミアの頃より伝わる鉛を溶剤に使い低温で焼き上げる素朴で色合いの少ないものでした。中世になりこれを一変させたのが、イスラムより伝わった錫を釉薬に使った技法です。コバルトのブルーや酸化鉄のオレンジ、アンチモンの黄色など鮮やかなカラーで模様が描かれるようになり、現在のマヨリカ焼と呼ばれる焼き物が出来上がります。

– プリントタイル 5cm¥150/10cm¥300 –

– 無地タイル 5cm¥50/10cm¥120 –

16世紀にメキシコを征服したスペイン人は、メキシコに故郷を再現しようとしてこのマヨリカ焼の技法をメキシコ人に教えました。当時のスペインの教会や家はマヨリカ焼のタイルで作られていたのです。メソポタミア時代に誕生した焼き物がアフリカ、ヨーロッパ、そしてイスラム文化の影響をうけメキシコに伝わり、さらにメキシコで独自文化を取り入れ、多くの文明・文化が融合した独特の色鮮やかな焼き物が誕生したのです。

グアナファト州にもその技術は伝わり、その後4世紀にわたって陶器作りが行われ、今では世界有数の焼き物の町として知られています。作られる製品は現代風のものにかわりましたが、今でも当時の製法が受け継がれています。

グアナファト州の焼き物の制作過程

メキシコタイル

1. 数種の土を混ぜ、水に溶かして漉します。日本では水簸(すいひ)と呼ばれる作業で、不純物を取り除き、きめ細かい土を作ることが出来ます。出来た陶土をよく練り、型やろくろなどを使って成型します。

2. 低温で素焼き(仮焼き)をします。素焼きにより水分を蒸発させ釉薬が染み込みやすい状態にします。

3. 素焼き後、釉薬に浸します。施釉と呼ばれる工程でガラス質の膜を作ることにより、強度を増して、水や汚れを吸収しにくくします。グアナファトでは錫を多く含んだ不透明な白い釉薬を使用し、下地を白くすることにより絵付けした色が鮮やかになります。

4. 熟練の職人が施釉した陶器に手描きで絵付けをします。メキシコ独特のカラフルな色合いで描かれていきます。

5. タイルはスクリーンプリントで色ごとに絵付けしていきます。

6. この段階では薄い色合いですが、最後に高温で焼くと釉薬が顔料を取り込み鮮やかな色に変化していきます。


日本で一般的に使われている32mmのオーバーフロー付排水管に対応しています
メキシコタイルは、MITI店と浅草橋店を除く各店舗、メキシコシンクは、BAZZAR店各店と戸田店で販売しております。また、公式オンラインショップでも販売しております。

マライカBAZZAR盛岡店

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