インドの素朴な革細工に纏わる物語。

西ベンガル州、コルカタの山羊革細工

インド東部に位置する西ベンガル州には、山羊の革を使った伝統工芸があります。タンニンでなめした山羊革に、一枚一枚手作業で型押し模様を付け色付けしたもので、手しごとならではの素朴な美しさや可愛らしさが魅力です。

また革小物と言えば重厚なものが多いなかで、この山羊革は手にするとおどろくほど軽く、それなのに革ならではの丈夫さがありエイジングを楽しむこともできます。

この伝統技術はこの地域で生まれたものではなく、日本の伝統工芸を元にしてこの地で発展していったものだと言われています。
1900年代初頭にインドの詩人タゴールが来日した際、日本の美しい革細工に出会い、

自らの地元であるシャンティニケタンへ持ち帰ったのがこの工芸品の始まりだそうです。イギリス統治によって疲弊してしまった地方社会の再興と自立、平和を願うタゴールは、この革細工を農閑期の手しごととして伝え広め、人々の社会的自立に力を添えました。

山羊革細工の制作過程

スタッフが、コルカタの工房を訪れました。

山羊革を型紙にそって切り抜いていきます。

革につける模様の型。マライカ象の型も。

型の上に裁断した革をのせて挟みます。

機械でプレス。圧力をかけて革に凹凸模様をつけていきます。

小さなスポンジに染料を含ませ、凹凸の模様にそってひとつひとつ丁寧に色を塗っていきます。

1枚1枚、細かい部分まで丁寧に色付けされています。こんなにカラフルに!

オイルを塗り、全体に再び圧力をかけてつやを出します。

革を縫製し、商品にしていきます。

シャンティニケタンのアイテム
シャンティニケタンの山羊革細工の商品は、一部店舗を除く全国のマライカ、または、公式オンラインショップでも販売しております。

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